今年も年末は釜山で過ごしました。→『お正月、紅白歌合戦のこと』
福岡→釜山は飛行時間35分!
また今からでもすぐに行けそうな国、行きたい国。
韓国のお正月は2月(旧暦)だそうで、街に新年を迎える雰囲気は全くありません。
が、クリスマスの名残はところどころにあり、いつものビールと焼酎がクリスマス仕様になっていてワ~イ♡
今回は、その昔、日本人が眠るお墓の墓石を使って建てた家が残るという「アミドン碑石文化村」へ。
かつて日本人の共同墓地があったこの場所に、朝鮮戦争を逃れてきた避難民が住み始めた村。
釜山は名前の通り山が多く、貧しく平坦な地には住めない避難民たちは、水を汲みに一日に何度も山を上り下りしたという。
ここアミドンだけでなく他にもこのような町はたくさんあり、今も人々が普通に生活をしているがとにかく坂道だらけ。
いたるところに急な階段があり、現在は数人が乗れる小さなケーブルカーがあるほど。
でも、それもないに等しく、高齢者は大変である。
次の日は、釜山北部にある金井山城(クムジョンサンソン)へGO!
韓国でも人気の松重豊さんの番組を見て、山深い村にある黒ヤギ料理のお店へ。→『松重豊の殿堂メシ!!』
牛や豚より食べやすく、隣の工場で造っているという生マッコリと一緒においしくいただく。
その料理もさることながら、この番組にも登場していたお店のお兄さんがものすごく好青年で(おそらくマジメで謙虚で礼儀正しい働き者、知らんけど)で、帰りに「次は温泉に行くからタクシーを呼んで(英語)」とお願いしたら、
サクサクとスマホを扱い「ちょうどバスがすぐ来ますよ(英語)」と。
バスに乗る時、料金がわからずモタモタしている私の財布から「これです(韓国語)」とお金をサッと支払い、
なんと運転手さんに行き先まで告げておいてくれたようで、山道を荒々しく走ったあと「ここで降りろ(韓国語)」と言われたところでバスを降りる。
おかげでものすごくスムーズに町に戻ることができ、無事に温泉(健康ランド)に入ることができました。
ホレてまうやろ~♡絶対またあのお兄ちゃんに会いに行こ。
さて、地下鉄での話。
マスクのゴムが切れてしまい、どうにかしようとアレやコレやしていると、目の前に座っていた70代くらいのおじさんが、
「貸してみろ(韓国語)」と言う。
「見ず知らずのおばちゃん(私)のこんなにも薄汚れたマスクやで、おっちゃんいいんか?」という気持ちと、
「おっちゃんどうするつもり?」とさすがに一瞬ためらうも、「え~い、どうにでもなれぃ」と思い切って渡す。
どうやら、マスクの端を破り穴を空けてゴムを通す作戦のようである。なるほど、思いつかんかったわ。
ところが、ゴツゴツしたおっちゃんの手ではなかなか破れない。
いろんな意味で「もういいですよ~、自分でやりますよ~(日本語)」とマスクを返してもらい、
そのままポケットにしまってヘラヘラ笑っていた。
すると、おっちゃんは上着の内ポケットから、まるで繭のように丸めてマスクのゴムで縛ったマスク(ピンク。おっちゃんは水色やった)を「ほれ(韓国語)」と差し出してくれた。もちろん新品でしょう。
おっちゃんの気持ちを無碍にするのもと迷ったが、おっちゃんの胸で温められたマスクは丁重にお断りした。
マスクのくだりが終わると、次におっちゃんはスマホの中の写真をいろいろと見せてくれた。
「これは俺が兵隊やったときや。これが友達、これがオヤジとお袋やな(韓国語)」。
最後に「私のお父さんは学校の先生でした」とカタコトの日本語で教えてくれた。
おっちゃんが降りるとき、固い握手を交わし、「ありがとう。どうかお元気で(日本語)」と後ろ姿を見送った。
ちなみに、マスクだが、そもそも私は首の後ろにかけるバンドをしていたので、1本切れてもそれでなんとかなったのである。
なので、「おっちゃんにマスクを渡す必要は全くなかったよな」と、恩を仇で返すようなことを思いながら、
1本ゴムが切れ、おっちゃんが一生懸命なんとかしようとしてくれたそのマスクをまた平然とつけ、私も地下鉄を降りた。
よくよく考えると、おっちゃん、すごいよな。私もな。
人がいいにもほどがある。
しかし、世の中には本当にいい人が多い。
韓国の食堂ではだいたい火の調節ができず、今回も隣の人が助けてくれた。
前回などは、こちらが食べた分の料金も払ってくれていた。なんで?
人がいいにもほどがある(*´▽`*)→『釜山、桜といい人たちと』
言葉がわからないと、電車の切符も買えない。バスにも乗れない。
そんなとき、必ず誰かが助けてくれる。
心が温かくなる。
アツアツのもの、辛いもの、たっぷりの野菜にお肉に魚、キムチなどの発酵食品、
韓国にいると、食べ物で体もものすごく元気になる。
旅行中は携帯も持たないし、日本語も聞こえてこない。
釜山は英語表記もほとんどなく、本当に異空間にいるよう。
すべてのことからシャットアウトされた時間。
心から解放される。
心も体も元気になる国、韓国。
楽しかった、釜山。
ありがとう。
最後の日の夜、おばあちゃんのものすごくかわいらしい笑顔に魅かれて入った屋台。
うっかり何も考えずにいたら、カードが使えず、まさかの現金が800円ほど足りなかった。ビミョー。
「お母さん、ちょっと待ってて(日本語)!」と両替所へ走る。トホホ。
よっぽど気の毒に思ったのか、戻ってきて少し安くしてくれようとした。やさしいな~。
おばあちゃんのチヂミ、おいしかった~♡
今度はもっといっぱい現金を持ってまた会いに行こうと思う、き~よ~ちゃんでした!














